三峯神社 大輪表参道ハイキングコースならご利益倍増!?駐車場・持ち物・服装なども解説
関東最大のパワースポットとも言われる三峯神社。
現在は車で神社まで行くことができますが、かつて参拝者が歩いた表参道(登山道)を参拝に向かうこともできます。
その由緒ある表参道が今回ご紹介する大輪コースです。
三峯神社への本来の参拝ルートとも言える、大輪表参道コースを実際に歩いてみたレビューです。
※初心者向きですが、しっかり登山道具を持っている登山初心者向きです。リュック、登山靴、レインウェア、行動食は持っていきましょう!!
\三峯神社ガイドと登る/
\ガイドと一緒だからもっと楽しい/
三峯神社 表参道大輪ルートは初心者のトレーニングに歩きやすいコース
三峯神社の表参道大輪コースは標高差が約730mと日帰りトレッキングとしてはまずまずの標高。
ただし、三峯神社からバスを利用して下山すれば、登るだけで済むので、初心者の方でも気軽に挑戦できる素晴らしいコースです。
三峯神社 表参道大輪コースの概要
内容 | |
---|---|
名称 | 三峯神社 表参道コース |
所在地 | 埼玉県秩父市大滝 |
頂上標高 | 三峯神社 1102m |
登山口標高 | 一の鳥居 370m |
標準タイム | 片道 2時間30分 |
トイレ | ・登山口 ・頂上 |
アクセス
バス利用の場合
西武秩父駅バス停より三峯神社行き約40分
車の場合
東京方面から:関越自動車道・花園ICより国道140号線、皆野寄居バイパス経由で約1時間
三峯神社周辺のの天気予報を見る
山の高いところなので、天気の急変も多い三峯神社。三峯神社周辺の天気予報を見るなら「てんきとくらす」がわかりやすくておすすめ。
三峯神社 大輪表参道のルートガイド【ルート・駐車場・トイレ】
ここからは三峯神社 大輪表参道の駐車場・トイレ・ルートについて写真を交えて解説します。
駐車場について
鳥居の奥側の国道沿いの10台ほど停車できる無料の駐車場があります。
ただ、台数が少ないので満車の場合はそこから車で5分ほど先の大滝グランド(神庭広場)駐車場を利用します。その場合は、別の登山口を利用することになりますが、表参道に合流できるので安心です。
トイレについて
大輪登山口に公衆トイレがあります。途中の登山道にはトイレが無いのでここで済ませていきましょう。頂上の三峯神社にはしっかりお手洗いがあります。また、大滝グランドからスタートした場合でも公衆トイレがあるので安心です。
ルートマップ
ルートマップを見てみましょう。今回は登りだけのルートを採用。帰りはバスで下山します。
大輪一の鳥居(1時間10分)→清浄の滝(40分)→薬師院(1時間)→三峯神社→バスにて下山
大輪一の鳥居スタート
スタートとなる大輪登山口の一ノ鳥居です。かつては飲食店やお土産屋さんで賑わっていた場所。現在はどこも閉まってしまい少し寂しい雰囲気です。
登竜橋を渡る
荒川の渓谷にかかる「登竜橋」。覗き込むと見事なV字の谷を見ることができます。
ここは荒川の上流部。急な傾斜の谷あいに広葉樹林が広がっています。
なんとなくですが、この橋がこちらの世界からあちらの世界への境界のようです。自然と身が引き締まります。
講碑が立ち並ぶ荘厳な雰囲気
最初は石畳の道を歩いていきます。道の脇にはかつての講碑が立ち並びます。
講とは宗教的意味合いを持った組織のこと。江戸時代ころから関東を中心とした各地域に三峰神社を崇拝する組織(講)が作られていたそうです。
ここにはそれぞれの講がスギ・ヒノキの苗を寄付したと書かれています。
ロープウェイ跡地
10分ほど登ると開けた場所に出ます。ここは2007年まで運営されていた三峯神社行きのロープウェイ跡地です。現在は車道が三峯神社まで通ったおかげで、ロープウェイの利用者がいなくなり廃業となってしまいました。
大輪歩道案内図
ロープウェイ跡地からいよいよ山道になります。入り口には案内図があり、標高差もわかるようになっています。ここから三峯神社まではおよそ標高差700m。なかなかの上りですね。
苔の美しい森が広がる
そばを荒川が流れる谷あいの森は、湿度も高く苔が美しいです。
いくつかの小さな沢があるところなどは苔の宝庫。心癒される風景です。
しばらく登っていくと休憩にちょうど良さそうなベンチがあります。夏でも涼しい風が吹き抜ける気持ちの良い場所です。
動画で見るなら↓からどうぞ。
道は歩きやすく、危ないところにはロープが設置されています。
清浄の滝でしばし癒やされましょう
このコースの中でも気持ちの良い場所の一つが清浄の滝です。
夏でも涼しく、いつまでも留まっていたい本当に素敵な場所です。
近くには東屋やベンチもあるので、時間をたっぷり取ってゆっくりしていきましょう。
その後もまだまだ道は続き、傾斜もきつくなってきます。
薬師堂跡地
スタートから1時間10分ほど登ってくると「薬師堂跡」に到着。ここも東屋があり休憩スポットとなっています。ここが、このコースの中間地点くらいです。
薬師堂跡はかつて徒歩でしか三峯神社に参拝ができなかった頃の参拝者の休憩所として使われたり、病人やけが人の看病などもしていたところと言われています。
薬師如来様の堂が併設されていたとのこと。また、三峯神社が女人規制だった頃は、ここに無料で泊まれたそうです。
眺望亭(旅館跡)
かつて旅館として使われていた建物があります。こんな山の中に!と驚くほど、立派で作りもしっかりしています。こちらは「眺望亭」さんという名前だったそうです。
杉風亭(旅館跡)
さらにその先にももう一軒旅館の跡が。こちらは「杉風亭」さんという名前だったそうです。
こんな山の上に立派な建物があるのも驚いてしまいます。
更に進んでいきましょう
杉の木立の中を最後登り切ると、いよいよ三峯神社に到着です。
遥拝殿に到着
お疲れ様でした。急な上りを詰めると、立派な遥拝殿に到着します。ここが今回の山道のゴールです。
遥拝殿は三峯神社の境内から奥宮を拝むことができる場所。
また、奥宮だけではなく秩父市街地方面も見渡すことのできる、このコース一番の絶景ポイントです。
随神門を通って参拝
せっかく登ってきたので三峯神社を参拝します。まずは立派な随神門をくぐりましょう。
随神門は江戸時代中期に建てられたもので、高さがなんと16メートルもあります。両脇には弓矢を持った随身(神様をお守りする像)が鎮座していますが、かつては仁王像だったそうです。
↓三峯神社拝殿
三峯神社拝殿は約200年前の建物。奥には本殿があり、日々の人事やご祈祷が行われる場所です。
三峰神社大輪ハイキングコースは難易度も低めで初心者にもおすすめ
三峯神社大輪ハイキングコースは登山としては難易度も低く、初心者にもおすすめです。
登頂後は三峯神社を散策して、バスで大輪登山口へ戻ることも可能
三峯神社に登頂後は境内をゆっくり散策してみましょう。
じっくり巡ると、1時間〜2時間はかかるかもしれません。また、境内内の興雲閣では日帰り入浴ができたり、いくつかのお食事どころでご飯が食べられたりもします。
出発した大輪登山口へは同じ道を下山してもいいですが、三峯神社でゆっくりするなら、神社発のバスに乗れば大輪バス停まで帰る事もできます。
道が歩きやすく、森が美しい
江戸時代から続く参道だけあって、登山道としてはあるきやすく整備されています。
また、自然林の中にスギやヒノキが植えられているので、基本的に森が美しいです。
トレッキング初心者の人にも歩きやすい道になっています。
三峯神社 大輪表参道に必要な持ち物・服装
とはいえ距離は短いながらも、大輪登山道はしっかりとした山道です。
なので、軽く考えず日帰りトレッキングの装備が必要です。また、午後になると夕立が降りやすい場所でもあります。レインウェアや折りたたみ傘などがあると、安心して歩くことができますよ。
標高は1,000mを超えるので、低地よりは肌寒い場所です。
春・秋・冬は防寒もしっかりしていきましょう。また、登った跡に三峯神社を散策するなら着替えがあるといいです。汗で濡れたシャツをそのまま着ていると寒くなってしまいますので。
- トレッキングシューズ
- ヘッドライト
- 救急セット
- おやつ・水分・食料
- 速乾性の服装
- レインウェア
- 春秋冬は防寒着をしっかりと
- 登山終了後の着替え
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「登山の服装」についてもっと詳しくは姉妹ブログ「登山アイテムレビューブログオーセン」下記の記事を参考にしてください
表参道から登るなら、「三峯神社 表参道ハイキングツアーがおすすめ!
秩父の初心者向けハイキングコースの中でも、三峯神社表参道 大輪ハイキングコースは、気持ちの良い道と豊かな自然を楽しめるおすすめのコースです。
かつての由緒正しい参道は、荘厳なイメージとは裏腹に、初心者でも登りやすい道。滝や森を眺めながら歩けるので、自然を満喫できます。
ゴールの三峯神社は、由緒ある表参道を歩いてからの参拝で、さらにご利益がありそう。
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