Trip.comの領収書・インボイス発行方法【宛名変更・消費税対応まで】

Trip.comで予約した航空券・ホテルの領収書発行方法を徹底解説します。
現在、Trip.comの電子領収書はインボイス制度に非対応であり、宛名変更もできません。
この記事では、アプリ・パソコンでの発行手順から、インボイス対応の領収書を取得する代替方法まで、
実際の画面を使って分かりやすく説明します。

Trip.comの領収書・インボイス発行最短手順3ステップ

Trip.comの領収書発行は、以下の3ステップで完了します。

【ステップ1】予約履歴を確認する

【ステップ2】電子領収書をメール送信する

• 1，Trip.comアプリまたは公式サイトの「予約履歴」から対象の予約を選択し、領収書を選びます。
• 2，電子領収書に、ご自身の会社名称、メールアドレス等を入力します。

• 3，「電子領収書を送信」ボタンをクリックして送信する。
• 4，登録済みのメールアドレスにPDF形式で領収書を受信できます。

【ステップ3】PDFを保存または印刷する

• メールに添付されたPDFファイルを保存します
• 必要に応じて印刷します

アプリから領収書を発行する手順

Trip.comの領収書発行方法は、「アプリ」と「パソコン（公式サイト）」の2つの方法があります。
それぞれの手順を詳しく解説します。

【ステップ1】Trip.comアプリを起動する

• トップ画面下部の「アカウント」をタップします

【ステップ2】予約履歴を表示する

• 「すべての予約」を選択します
• 領収書を発行したい予約をタップします

【ステップ3】電子領収書を送信する

• 予約詳細画面で「さらに表示」をタップします
• 「電子領収書をメール送信」を選択します

【ステップ4】メールを確認する

• 登録されているメールアドレスにPDF形式の電子領収書が送信されます
• メールに添付されたPDFファイルを保存または印刷します

【注意点】

• 電子領収書の発行は、チェックアウト後90日以内に行う必要があります
• 90日を過ぎると発行できなくなるため、早めに手続きしてください

【表: アプリ vs パソコンでの発行方法比較】

項目	アプリ	パソコン（公式サイト）
手軽さ	◎（数タップで完了）	○（ログインが必要）
画面の見やすさ	△（スマホ画面）	◎（大画面で確認）
複数予約の処理	△（1件ずつ）	◎（まとめて処理）
おすすめの人	移動中、ホテル到着直後	会社で経費精算する人

Trip.comのインボイス発行方法【対応状況・注意点】

【重要】Trip.comの電子領収書はインボイス制度に非対応です

2023年10月から日本で開始されたインボイス制度に関して、Trip.comを含む多くの海外予約サイトが発行する電子領収書は、日本国内の適格請求書（インボイス）に対応していません。

【なぜTrip.comの電子領収書はインボイス非対応なのか？】

Trip.comは中国・シンガポールに本社を置く海外企業のため、日本の消費税法に基づく適格請求書発行事業者として登録されていません。
そのため、Trip.comが発行する電子領収書には、以下の情報が記載されていません：

• 適格請求書発行事業者の登録番号
• 消費税額および適用税率の明記

【インボイス対応の領収書を取得する方法】

方法1: 現地決済を選択して宿泊施設で領収書を受け取る

【ステップ1】予約時に現地決済を選択する

• Trip.comで予約する際、決済方法で「現地決済」を選択します
• 「事前決済（オンライン決済）」ではなく、「現地決済」を必ず選んでください

【ステップ2】宿泊施設が適格請求書発行事業者か確認する

• 宿泊施設の公式サイトでインボイス対応を確認します
• または、予約前に電話で確認することをおすすめします

【ステップ3】チェックアウト時に領収書を受け取る

• チェックアウト時にフロントで「インボイス対応の領収書をお願いします」と伝えます
• 法人名義が必要な場合は、会社名と住所を伝えます

【注意点】

• 現地決済の場合、Trip.comからの電子領収書は発行されません
• 領収書は宿泊施設が発行します
• 宿泊施設によってはインボイス対応していない場合もあります

方法2: 国内予約サイトを利用する

【インボイス対応が確実に必要な場合の推奨方法】

出張でインボイス対応の領収書が確実に必要な場合は、以下の国内予約サイトの利用をおすすめします：

• 楽天トラベル: 現地決済でインボイス対応
• じゃらん: 現地決済でインボイス対応
• Yahoo!トラベル: 一部プランでインボイス対応

【国内予約サイトのメリット】

• 日本企業が運営しているため、インボイス制度に対応している
• サポートが日本語で受けられる
• トラブル時の対応がスムーズ

【Trip.com vs 国内予約サイトの比較表】

項目	Trip.com	楽天トラベル	じゃらん
インボイス対応	×（事前決済） △（現地決済）	○（現地決済）	○（現地決済）
宛名変更	×（不可）	○（可能）	○（可能）
料金	安いことが多い	標準的	標準的
おすすめの人	個人旅行	出張・経費精算	出張・経費精算

Trip.comの領収書宛名変更方法【手順・制限】

【結論】Trip.comの電子領収書は宛名変更できません

Trip.comで発行される電子領収書の宛名は、予約者の氏名（アルファベット表記）で固定されており、宛名の指定や変更はできません。

【Trip.comの電子領収書の宛名仕様】

• 宛名: 予約者の氏名（アルファベット表記）
• 変更: 不可
• 法人名義: 不可

【なぜ宛名変更ができないのか？】

Trip.comは予約時に登録した予約者情報に基づいて自動的に電子領収書を生成するシステムを採用しています。
そのため、後から宛名を変更したり、法人名義に変更したりすることはできません。

【法人名義の領収書が必要な場合の対処法】

対処法1: 現地決済を選択して宿泊施設で発行してもらう

【ステップ1】予約時に現地決済を選択する

• Trip.comで予約する際、決済方法で「現地決済」を選択します

【ステップ2】チェックアウト時に法人名義の領収書を依頼する

• チェックアウト時にフロントで「法人名義の領収書をお願いします」と伝えます
• 会社名と住所を正確に伝えます

【ステップ3】領収書の内容を確認する

• 宛名が会社名になっているか確認します
• 金額、日付、宿泊施設名が正しいか確認します

【注意点】

• 現地決済の場合、Trip.comからの電子領収書は発行されません
• 領収書は宿泊施設が発行します
• 宿泊施設によっては法人名義の領収書に対応していない場合もあります

対処法2: 国内予約サイトを利用する

法人名義の領収書が確実に必要な場合は、以下の国内予約サイトの利用をおすすめします：

• 楽天トラベル: 予約時に宛名を指定可能
• じゃらん: 予約時に宛名を指定可能
• Yahoo!トラベル: 予約時に宛名を指定可能

【国内予約サイトのメリット】

• 予約時に宛名を指定できる
• 後から宛名を変更できる場合もある
• サポートが日本語で受けられる

【Trip.com vs 国内予約サイトの宛名対応比較表】

項目	Trip.com	楽天トラベル	じゃらん
宛名指定	×（不可）	○（予約時に指定）	○（予約時に指定）
宛名変更	×（不可）	△（要問い合わせ）	△（要問い合わせ）
法人名義	△（現地決済のみ）	○（可能）	○（可能）
おすすめの人	個人旅行	出張・経費精算	出張・経費精算

Trip.comの領収書で失敗しないための注意点

Trip.comの領収書発行で失敗しないために、事前に知っておくべき注意点をまとめました。

注意点1: 電子領収書の発行期限は90日以内

【重要】チェックアウト後90日以内に発行手続きが必要です

• 90日を過ぎると電子領収書を発行できなくなります
• 発行期限が過ぎた場合、Trip.comのサポートセンターに問い合わせても対応してもらえません
• チェックアウト後、できるだけ早く発行手続きを行ってください

【推奨タイミング】

• チェックアウト当日または翌日に発行手続きを行う
• 出張の場合は、帰社後すぐに経費精算のために発行する

注意点2: 現地決済の場合はTrip.comから領収書を発行できない

【現地決済を選択した場合の注意点】

• Trip.comからは電子領収書を発行できません
• 領収書は宿泊施設が発行します
• チェックアウト時にフロントで受け取る必要があります

【現地決済で領収書をもらい忘れた場合の対処法】

• 宿泊施設に電話で連絡する
• 「領収書を郵送してほしい」と依頼する
• 郵送料（切手代）を負担する必要がある場合もあります

注意点3: インボイス非対応であることを事前に確認する

【出張で利用する場合の確認事項】

• Trip.comの電子領収書がインボイス非対応であることを経理部門に事前に確認する
• 経理部門がインボイス対応を必須としている場合は、現地決済を選択する
• または、国内予約サイトの利用を検討する

【インボイス非対応の領収書でも経費精算できる場合】

• 経過措置として2029年9月30日まで一定割合の仕入税額控除が認められています
• 会社の経理部門に確認してください

注意点4: 宛名が予約者氏名（アルファベット）になる

【法人名義が必要な場合の注意点】

• Trip.comの電子領収書は予約者の氏名（アルファベット表記）で固定
• 法人名義の領収書が必要な場合は、現地決済を選択する
• または、国内予約サイトの利用を検討する

注意点5: 航空券の領収書は別途手続きが必要

【航空券の領収書発行方法】

• 航空券の領収書は、ホテルとは別に発行手続きが必要です
• Trip.comアプリまたは公式サイトの「予約履歴」から、航空券の予約を選択します
• 「電子領収書をメール送信」をクリックします

【航空券の領収書の注意点】

• 航空券の領収書もインボイス非対応です
• 宛名も予約者氏名（アルファベット表記）で固定です

【表: Trip.com領収書発行のチェックリスト】

チェック項目	確認内容
発行期限	チェックアウト後90日以内か？
決済方法	事前決済か現地決済か？
インボイス対応	インボイス非対応でも経費精算可能か？
宛名	個人名義でも問題ないか？
航空券	航空券とホテルを別々に発行したか？

よくある質問｜Trip.com領収書について

Trip.comの領収書に関するよくある質問をまとめました。

Trip.comの領収書はインボイス制度に対応していますか？

A: いいえ、Trip.comの電子領収書はインボイス制度に対応していません。

Trip.comは海外企業のため、日本の消費税法に基づく適格請求書発行事業者として登録されていません。
インボイス対応の領収書が必要な場合は、予約時に「現地決済」を選択し、宿泊施設で直接領収書を受け取ってください。

Trip.comの領収書の宛名を会社名に変更できますか？

A: いいえ、Trip.comの電子領収書の宛名は変更できません。

宛名は予約者の氏名（アルファベット表記）で固定されています。
法人名義の領収書が必要な場合は、予約時に「現地決済」を選択し、チェックアウト時に宿泊施設で法人名義の領収書を受け取ってください。

Trip.comで予約した航空券の領収書も発行できますか？

A: はい、航空券の領収書も発行できます。

ただし、ホテルとは別に発行手続きが必要です。
Trip.comアプリまたは公式サイトの「予約履歴」から、航空券の予約を選択し、「電子領収書をメール送信」をクリックしてください。

領収書の発行期限はありますか？

A: はい、チェックアウト後90日以内に発行手続きが必要です。

90日を過ぎると電子領収書を発行できなくなります。
発行期限が過ぎた場合、Trip.comのサポートセンターに問い合わせても対応してもらえないため、できるだけ早く発行手続きを行ってください。

現地決済で予約した場合、Trip.comから領収書を発行できますか？

A: いいえ、現地決済の場合はTrip.comから電子領収書を発行できません。

領収書は宿泊施設が発行します。
チェックアウト時にフロントで「領収書をお願いします」と伝えて受け取ってください。

Trip.comの領収書は再発行できますか？

A: はい、再発行できます。

同じ手順で「電子領収書をメール送信」を再度クリックすれば、メールに再送されます。
ただし、チェックアウト後90日以内である必要があります。

Trip.comの領収書に消費税は記載されていますか？

A: 事前決済の場合、消費税の記載はありません。

Trip.comは海外企業のため、消費税の記載がない場合があります。
現地決済で宿泊施設が発行する領収書には、消費税が記載されます。

Trip.comの領収書を紛失した場合、どうすればいいですか？

A: 再発行手続きを行ってください。

チェックアウト後90日以内であれば、同じ手順で再発行できます。
90日を過ぎている場合は、Trip.comのサポートセンターに問い合わせてください（対応してもらえない可能性が高いです）。

Trip.comの領収書は分割できますか？

A: いいえ、Trip.comの電子領収書は分割できません。

予約全体の金額が1枚の領収書に記載されます。
分割が必要な場合は、予約を分けて行ってください。

Trip.comの領収書は英語ですか？日本語ですか？

A: 日本語で発行されます。

ただし、宛名は予約者の氏名（アルファベット表記）になります。

まとめ｜Trip.comで領収書を発行する方法

この記事では、Trip.comの領収書・インボイス発行方法について詳しく解説しました。
最後に、重要なポイントをまとめます。

【Trip.com領収書発行の基本】

• ✓ 事前決済の場合: Trip.comから電子領収書を発行できる（アプリまたは公式サイト）
• ✓ 現地決済の場合: 宿泊施設が領収書を発行する（チェックアウト時にフロントで受け取り）
• ✓ 発行期限: チェックアウト後90日以内

【重要な制限事項】

• ⚠️ インボイス非対応: Trip.comの電子領収書はインボイス制度に非対応
• ⚠️ 宛名変更不可: 宛名は予約者氏名（アルファベット表記）で固定
• ⚠️ 法人名義不可: 事前決済の場合、法人名義の領収書は発行できない

【インボイス対応・法人名義が必要な場合】

• 予約時に「現地決済」を選択する
• チェックアウト時に宿泊施設で領収書を受け取る
• または、国内予約サイト（楽天トラベル、じゃらん）を利用する